トイストーリー

たけのこ 以下 た『はじめまして、こんにちは。』
うさぎ 以下 う 『はじめまして、こんにちは。』

た『僕たちは、onちゃんのおもちゃとして
ここの家にやって来ました♪
僕は2代目なんです。お父さんもonちゃんの
おもちゃで、たくさん遊んでくれたおかげで
僕もこの家に来る事が出来ました♪』

う『私もonちゃんのおもちゃとして
ここに来ました。onちゃんが私のことを
お店で見つけてくれて、お父さんとお母さんに
おねだりをして、買ってもらったんです♪

レジのお姉さんに、
包まなくてもいいから！
早くうさぎを下さい！
とせかしていたのを昨日のことのように
思い出します♪』

た『onちゃんの調子が悪くなって、僕たちで
遊ぶ事がなくなってしまった時は、どうしようかと思いました。このままおもちゃ箱の中に入りっぱなしで
カピカピになっちゃうと思っていました』

う『あれだけ欲しがってくれた私をみても
onちゃんは遊んでくれようとはしませんでした。
いつの間にか私は、カートの中に入れられて、
マットの下に挟まって誰からも、気付かれる事が
なくなってしまいました』

た『それからしばらくすると、この家に
プッシュがやって来たんです！
それはそれはやんちゃで、おもちゃを選ばず
見たもの全てで遊んでくれる救世主でした！』

う『onちゃんはカートに乗らないけど
プッシュが乗ってくれるようになって、私も復活♪
すぐに遊んでくれるようになりました。

しかも私たちだけではありませんでした。
onちゃんのおもちゃ達全員と遊んでくれるんです。

ぴよこさんや

茶たまごさん、

とらお君も。

プッシュはすぐにみんなと友達になりました』

た『そんなある日、ちょっとした事件が起きたんです。
僕たちの大先輩で、onちゃんの1番古いおもちゃ、
カニ先輩をプッシュが見つけて大喜び
onちゃんが遊ぶことをやめてしまって、
1番ショックを受けていたカニ先輩は、
また遊んでもらえると喜んでいたんです。』

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う『カニ先輩は私たちと違って
本当はお風呂で子供達と遊ぶおもちゃでした。
子供達のために買って来たのに
すぐ飽きてしまい、放って置かれたカニ先輩を
onちゃんが見つけて、気に入ってくれたおかげで
onちゃんのおもちゃ箱に入れたそうです。』

た『そんなカニ先輩と遊んでいると思い
お父さんもお母さんも安心していたのですが
何か様子がおかしい事に気付いて、
見に言った時にはもう手遅れでした…』

う『カニ先輩はもともとお風呂担当のおもちゃ。
なので私たちとは素材が違うんです。
それにいち早く気付いたプッシュは
噛み心地の良いカニ先輩の足を
食べてしまったんです…。

穴の空いてしまったカニ先輩は
プッシュが噛んでも
ピーピー鳴るとこはありませんでした』

た『また遊べると喜んでいたのも束の間、
またカニ先輩はおもちゃ箱へ。

そうこうしているうちに、だんだんonちゃんの
調子が良くなって来たんです。
ご飯を催促するようになったり、
ウンチをたくさんしたり。

プッシュに刺激を受けて、元気を取り戻したんです。』

う『何気なく、お父さんがカニ先輩を
おもちゃ箱から出した時です！
onちゃんが反応したんです！
カニ先輩に！！
onちゃんは忘れていなかったんです♪

プッシュに噛まれて、空いてしまった穴を
片手で塞ぎ、カニ先輩渾身の
『ピィーーーーーーーーー！！』

onちゃんの目が輝き出し、
カニ先輩を見て、吠え出し、投げろと催促をして
走って取りに行くんです。』

た『この日を境に、onちゃんはまた僕たちと
遊ぶようになったんです♪
おかげで僕たちは、一緒に旅行に行くことも
できるようになりました。』

う『こうなったのも全てプッシュのおかげ。
この家に来てくれたこと、カニ先輩と遊んで
カニ先輩を復活させてくれた事。
onちゃんが元気になったのも、
忘れられていた僕たちと、また一緒に
遊んでくれた事も、みんなプッシュのおかげ♪』

た『プッシュは僕達の救世主♪
プッシュは僕達の命の恩人何だ♪』

う.た『プッシュ最高！
プッシュありがとー！
プッシュバンザーイ！！』

カニ先輩『わしゃまだ許しとらんぞ…。
この足！たべたじゃろ！！！

どうしてくれるんじやーーー！！！』

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